根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

310. そもそもどういう場合に根管治療が必要になるのでしょうか。

【Question 310】

右下の歯の隙間が大きくなって食物が詰まるので、
今日歯科に行ったところ、虫歯であり、根管治療が必要だと言われました。
確かに食べ物が詰まると恐らく歯茎が圧迫されて歯茎が痛くなるのですが
歯自体は痛くありません。(C2レベル?)このサイトを見て、何とか神経を残した治療ができないかと考えるようになりました。そもそもどういう場合に根管治療が必要になるのでしょうか。
よろしくお願い致します。

 

 

【Answer 310】

根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

歯髄保存治療では、虫歯を取り除き、セメントで蓋をして、歯髄炎にならないかどうか経過を見ます。
その結果、痛みが出たり、冷水痛が強く、生活に支障がある場合には、歯髄を残せないと判断し、抜髄治療を行います。逆に歯髄を残せると判断する場合は、修復治療を行います。

http://www.kenico.chew.jp/3mix/

 

レントゲンで、虫歯が歯髄に明らかに近く、歯髄炎が予想される場合には、歯髄保存を試みず、抜髄治療から始める場合もあります。
虫歯の深さも重要ですが、どの部位に発生しているかも考慮します。例えば、歯と歯の間からできる虫歯は、比較的浅くても歯髄に到達してしまう場合があります。

 

 

 

 

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