根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

77.セラミックを全面的にはずして治療後にやり直す方が、痛みから解放されるのであればそうしたいと思います。

【Question 77】

下の奥歯あたりに、もやっとした痛みがあり、虫歯かと思い歯医者へいきました。レントゲンを撮り、虫歯もなく歯は大丈夫だけれど、炎症を起こしてるからと抗生物質と痛み止めを3日分貰い、1週間後の予約をとり帰宅。

次の予約ではもう痛みは取れていたんですが、先生が歯に穴をあけて中の消毒をすると言われ、現在治療に通ってます。
この歯はすでに神経は除去してセラミックをかぶせた歯です。

ある日、治療中の埋めた部分がボロっと取れてしまい、痛みを感じたので、予約の日の前に又歯医者へ行き、痛みを訴えましたが、「気にし過ぎ、中は完璧に消毒してるはずだ、うちは顕微鏡があるから」と言われ
抗生物質2つと痛み止めを処方して、次の予約に来いということで今に至っております。

しかし、痛みが止まらず、増すような気がして、痛み止めが切れるかなりきつく、食べるのも辛く、この半月で2キロ体重が落ちました。

このまま、同じ歯医者さんを続けるべきか、変わるかで迷っています。
本当に必要な治療だったのか、歯の中に菌が繁殖しているためか、
または全然違う病気ではないかとか思い悩んでいます。

また、セラミックを全面的にはずして治療後にやり直す方が、痛みから解放されるのであればそうしたいと思います。

よろしくお願いいたします。

【Answer 077】

根管治療.com の新藤健太郎です。

早速ですが本題に入ります。

お困りの歯は、おそらく慢性根尖性歯周炎との診断の元に、治療が開始されたのだと思います。
セラミックの歯に穴を開けて、根管治療している途中で仮蓋が取れたのをきっかけに痛みがでたとすると歯が欠けたりしていないか心配はあります。
痛み止めが切れるとかなりきつく・・・・とのことで、かなり強い痛みがありますね。

痛みあるいは炎症の原因を見極めるためにはクラウンを外して精査が必要に思います。

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