根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

233.トルコ、イスタンブール在住です。

はじめまして。
トルコ、イスタンブール在住です。
右上7番(10年位前に根管治療、クラウン処置済)が痛み、部分レントゲンをとったところ、根の先が汚染されているといわれ、その部分が大きいので、抜歯、インプラントをすすめられました。
もし、再根管治療をした場合、残っている歯も少ないので、被せ物をとる段階で、歯が折れる可能性もあり、危険だとのこと。

できるなら自分の歯を残したいと思っていますが、根管治療の成功の可能性が低く、リスクのある治療をするべきか、または覚悟を決めるべきか、悩んでいます。
または、レントゲン持参で他の歯医者でサカンドオピニオンを聞くことも考えています。

45歳でインプラントをしたとして、その寿命などについてもまだ勉強しておらず知識がありません。

どうぞ、アドバイスお願いいたします。

【Answer 233】

根管治療.com の新藤健太郎です。早速ですが本題に入ります。

トルコの歯科事情を全くしらないのですが、欧米では日本より抜歯の判断が早いです。

それは訴訟を避けたいのと、治療費が高いことに起因すると言われています。

治療費が無駄になることを覚悟で根管治療を行うか、より確実性の高いインプラントにするか非常に悩むところですね。
右上7番となるとインプラントに伴い、ソケットリフトやサイナスリフトが必要なことも多く、その点も考慮しないといけません。
http://www.konkanchiryou.com/page/03konim.htm

現在、インプラントは15年生存率が90パーセントを超えると言われています。