根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

128.どういう状態をもって根幹治療終了とされるものなのでしょうか。

【Question 128】

外傷により前歯2本が折れました。うち1本が根のほうまで折れており、先日神経を抜きました。現在は前歯はいずれもスーパーボンドというもので接着されています。神経を抜いてからは、これからは根の治療をしていくからと言われ、今日2回目の根の治療をしてもらいました。殆ど何も説明してもらえず、毎回いつのまにか治療が終わって、受付の人から次回の予約の話をされます。毎週1回の頻度での予約になるようなのですが、個人差もあるのでしょうが、だいたいどれくらいの期間、そしてどういう状態をもって根幹治療終了とされるものなのでしょうか。また、最初の時点12月末に、奥歯に虫歯があるのでその治療も必要だと言われたのですが、未だ全然手をつけられていません。虫歯がこうしている間にも進行し!
ているのではと心配です。個人経営の歯科というと、どうも長期間ダラダラと治療費もかかりというイメージがある為、受診にあたって何かアドバイス頂けれはと思います。転院はすべきか、近くの別の歯科医院でも治療は同じか、歯科の選び方、転院する場合どのように先生に伝えたら良いのか、よろしくお願いします。

【Answer 128】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

根管治療は、根管内の清掃が終了した後、無菌的な状態になるのが理想です。
出血、膿み、腫れなどがないことを確認し、根管充填を行い終了します。
外傷が原因とのことで、少し長めに様子を見ることはあり得るでしょう(特に歯が揺れている場合)。

虫歯は基本的にゆっくり進行しますが、気になるなら、先に治療してくれるよう頼んだらどうでしょうか?説明が少ない歯科医も問題ですが、説明を求める姿勢を見せることも大事です。

近くの歯科医院も同じように治療するかは不明です。
転院する場合、一般的には、担当の先生に紹介状を書いてもらうのが通常ですが、実際には黙って他の医院に行く人も多いのではないでしょうか?
自分が信頼できると思う歯科医を選ぶのが大事です。転院がしくにい場合は、今の先生に自分の希望をはっきり伝えましょう。