根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

74.歯周病が原因で神経に炎症が起こっているとの診断

【Question 74】

よろしくお願いします。10年以上前に虫歯で治療し、小さく銀詰めしてあった右上6番ですが、時折ジーンとする不快感のため、診察を受けました。レントゲンから、歯周病で骨が相当溶けており、歯周病が原因で神経に炎症が起こっているとの診断でした。(歯ぐきの腫れ等、歯周病特有の症状はなかったのですが) 銀の詰め物を外し、内部をゴシゴシした処置を数回繰り返し、セメントで仮蓋した状態ですが、初診から8回通院していますが、不快感は解消されていません。むしろ違和感が増えたようです。レントゲンでは根の先に、黒い影があるとの説明はなく、なかったように思われます。
そこでお尋ねします。この症状は一体どんなものなのでしょうか。専門の医師か、マイクロスコープのある医院に変わるべきか、悩んでいます。

【Answer 074】

根管治療.com の新藤健太郎です。

早速ですが本題に入ります。

お話から、歯周病が原因で歯髄炎(もしくはその前触の状態)になっていると想像します。
その場合、抜髄という神経を取る治療をしなくてはなりません。
抜髄で不快症状は減退すると思います。

以上です