根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

204.もう1本は全くの手付かずにて神経が腐っており

【Question204】

よろしくお願いいたします。
他院にて以前根管治療した左上5番の根元が黒く写っているということで治療することになりました。
2本ある神経のうち1本は薬がしっかり入ってなかったので充填したとのことでした。
もう1本は全くの手付かずにて神経が腐っており、歯も溶けかけていたとのことですが根の治療はというと、腐っていたからなにもしていないとのことでした。
根管治療でなにもしないことはあり得るのでしょうか?
今はまだ黒い影がまだ写っており、よくなってないとのことでファイバーの土台まで治療していますがこの段階で様子見になりました。
なにもしてない神経はどうなるのでしょうか?気になってしかたないです。
分かりずらい文章で申し訳ありませんがご回答よろしくお願いします。

【Answer 204】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。

早速ですが本題に入ります。

担当の先生の説明が少したりませんね。

左上5番だと根管の入り口は2個あることが多いです。
入り口が2個でも途中から根管がつながり、出口が1個になることもあります。
また、高度に石灰化していると、根管治療を進めることが困難な場合もあります。

http://www.konkanchiryou.com/page/03hukuzatu.htm

しかし、もし担当の先生の言うように、本当に神経が腐っていたということでしたら、
腐った神経は取り除かねばなりません。
担当の先生にもう少し状態の説明を求めた方がいいでしょう。