「病名」カテゴリーアーカイブ
歯髄ポリープ pulp polyp
【基本】 乳歯や幼若永久歯において、慢性潰瘍性歯髄炎を起こした後、う窩内に肉芽組織の著しい増殖を認める、こうした状態を歯髄ポリープという。
歯髄壊疽 pulp gangrene
【基本】 歯髄壊死に細菌感染が伴うと歯髄壊疽となる。 虫歯から始まり、歯髄が失活した場合は歯髄壊疽となる。
歯髄壊死 pulp necrosis pulpal necrosis
【基本】 歯髄組織が生活反応を失った状態。歯の外傷などで起こる。
歯根膜期 periodontal stage
【基本】 急性根尖性歯周炎の化膿性炎症が歯根膜に限局している時期。 軽度の自発痛、打診痛、挺出感、歯根膜腔の拡大が認められる。
歯根嚢胞 radicular cyst
【基本】 慢性根尖性歯周炎で、根尖部肉牙組織が上皮で被覆されたもの。 上皮組織はマラッセの上皮遺残に由来すると言われている。 【補足】 レントゲン上で歯根肉牙腫との鑑別は困難である。
歯根肉芽腫 radicular granuloma
【基本】 慢性根尖性歯周炎において、根尖膿瘍が肉牙組織に置換されたもの。 周囲歯槽骨の吸収が観察される、時に根尖のセメント質の吸収が観察される。
骨膜下期 subperiosteal stage
【基本】 【基本】 急性根尖性歯周炎において、化膿性炎症が骨膜下に広がる時期。もっとも症状が強い時期である。 持続性の疼痛 挺出感 咬合痛 打診痛 発熱 悪寒 所属リンパ節腫脹 顔面腫脹
咬合性外傷 occlusal trauma
【基本】 強い咬合力により歯周組織に起こる障害。 原因としては、高すぎる補綴物、歯ぎしり等がある。
硬化性骨炎 sclerosing ostetis
【基本】 レントゲン写真上で根尖付近に歯槽骨内の不透過像として現れる。 歯髄空から長期に渡り根尖周囲組織に刺激が加わることにより発現するとされている。 通常治療を必要としない。