「キ」カテゴリーアーカイブ
菌交代現象 microbial substitution
【基本】 正常菌叢の減少などにより通常では存在しないあるいは少数しか存在しない菌が異常に増殖を起こし、正常菌叢が乱れる現象。 菌交代現象を発現するおもな菌種ではカンジダ属、アスペルギルス属などであり、細菌では緑膿菌、変形 … 続きを読む
亀裂歯症候群 cracked tooth syndrome
【基本】 主として小さな修復をしてある下顎第一大臼歯、第二大臼歯の近心から遠心にかけて、辺縁隆線を含み破折したときに起こる。
狭窄根管 contricted canal
【基本】 第二象牙質(歯根完成後に作られる象牙質)、あるいは第三象牙質(修復象牙質)を原因として、根管が次第に石灰化が起こり、狭窄している状態。 【補足】 時に狭窄根管により、根管治療が不完全に終わることがある。
急性歯槽膿瘍 acute alveolar abscess
【基本】 歯槽骨内に膿瘍形成が起きている状態。
急性歯髄炎 acute pulpitis
【基本】 歯髄が急性の炎症に陥った状態。 自然に痛みがおこり、それが続いたり途切れたりする。また飲食物の刺激があると痛みが強まる。歯をたたいても痛みを感ずる。
急性根尖膿瘍 acute periradicular abscess
【基本】 急性化膿性根尖性歯周炎と同義
急性根尖性歯周炎 acute apical periodontitis
【基本】 根尖部歯周組織の炎症。大半は根管を経由した細菌刺激や、物理刺激(根管治療器具の突き出し)が根尖孔を経て根尖周囲組織に波及して起こる。歯の打撲、咬合性外傷によっても引き起こされる。 慢性化しているものが多いが、時 … 続きを読む
急性化膿性歯髄炎 acute suppurative pulpitis
【基本】 細菌の感染が起こることにより発生する不可逆性の歯髄炎。疼痛は強い自発痛、放散痛、持続痛である。また、温熱刺激で痛みが増すが、冷熱により、歯髄の痛みが鎮静されるとされている。 虫歯から移行する歯髄炎の多くは急性化 … 続きを読む
急性壊疽性歯髄炎 acute necrotic pulpitis
【基本】 歯髄が化膿し、壊死⇒壊疽へ移行した状態。 【補足】 現在ではあまり用いられない診断名である。
球状上顎嚢胞 globulomaxillary cyst
【基本】 上顎側切歯と犬歯の間の歯昆布に発生し、20代から40代で多くみられる。レントゲン上で逆洋梨状の境界明瞭な透過像を示す。