根管治療の限界

 根管治療の限界

歯根の形は個々の歯で異なり、更にその中を走る根管は複雑に分岐している。通常の根管治療では主根管のみを根管形成し、その他の根管は根管洗浄に依存しているのが現状である。

根管は木の枝のように枝分かれしている

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  • 抜髄でも感染根管治療でも、十分な治療ができるのは主根管(上図ピンク色)のみであり、側枝(枝分かれしている部位)を十分に拡大清掃することはできない。通常の感染根管治療は病原因子を相当残存させる処置と考えられ、確実な予後を期待するのは困難である。 さらに加齢変化が加わると、根管は石灰化によりさらに複雑化する。