根管治療による歯の保存とインプラント
根管治療で歯を残すことが理想的だが
歯を保存するか、抜歯後にインプラント治療を行なうかは、非常によく議論される話題であり、決定的な選択基準は存在しないため、その選択は難しい。 全ての治療と同様に根管治療は必ず成功するわけではないため、抜歯してインプラント治療を行なうことが提案される場合もある。一番重要なことは治療を受け る患者の最大の利益を考えて治療を選択することである。歯科医は自分にできない治療でも、歯内専門医に紹介することにより歯を残せる可能性がある場合は、 そのことを提案するべきである。
アメリカ歯内療法学会の見解
- 根管治療かインプラント治療を行なうかは常に患者の利益を優先して決めなくてはならない
- 治療の選択肢の決定は、最高で最新の科学的根拠に基づかなくてはならない
- 根管治療かインプラント治療の選択は、治療成績以外の因子で決めなくてはならない(注:根管治療とインプラントの成功基準が違うため)
- 歯科医は全ての治療の選択肢を提示する義務がある
- 一般歯科医も歯内療法専門医も同じ医療水準を保つべきであり、一般歯科医は歯内療法専門医への紹介という選択肢を提案しなくてはならない。
- 歯内療法は、歯科医が正しい診断、適切な治療方針、根管形成、根管充填、歯冠修復を行なえば非常に予知性が高い
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