根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

285.痛くない歯が痛くなってしまう

【Question 285】

はじめまして。
悩みに悩み…たどりつきました。

今実家に帰っていて滞在中に歯科に通って、悪いところがない状態にしようと考え、歯医者に行き、以前から気になっていた銀歯をかぶせたところ(6年前に抜髄すみ)の再治療をすることになりました。
レントゲンでは、根元に黒い影があったのです。
銀歯をとり、以前詰めた防腐剤、薬をとり、根を掃除しますということで…
中の薬を溶かし、手動のリーマーでゴリゴリと掻き出している最中に激しい痛みがして、治療を中断しました。次は3日後でしたが、心配になりセカンドオピニオンとして根菅治療を得意とあげている歯科に行き、歯髄炎かもということ。
機械のリーマーで根元までアプローチができ、何度も中を消毒していただき、次回3日後また同じことを繰り返します。とのことで帰ってきたのですが、夕方からだんだん痛みだし、夜も眠れない激痛でした。
少し熱を持っているような…

それでお伺いしたいのは、このまま完了まで現在の医院に通うのが良いのか、一旦滞在先の実家から帰り、マイクロスコープ、ラバーダムを使用している専門医院に転院したほうがいいのか迷っています。
現在治療中の歯は区切りをつけて転院するなら、どこまで治療して転院したほうがいいのか、です。
途中で時間が空いて、おかしなことになっても困るので…先が見えず、帰る目処もたたず大変困っております。

 

【Answer 285】

根管治療.com の新藤健太郎です。早速ですが本題に入ります。

レントゲンでは、根元に黒い影があった事で再治療を開始し、痛くない歯が痛くなってしまうのは
とても残念ですね。
治療をしない選択もあったと思います。

痛みを出しにくい根管治療の方法はいくつか勘所があるのですが、
そういったことをよく理解している先生のほうが安心です。
マイクロスコープ、ラバーダムを使用している方が良いのは間違いありませんが、
最も重要な要素は歯科医の力量です。

歯科治療のために実家にずっと滞在するのは大変そうなので、落ち着いて通える自宅から
通院したほうが良さそうです。

 

 

 

 

 

 

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