根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

287.かぶせものをして治療は終わったのですが、噛んだり歯をたたいてみると痛みがあります。

【Question 287】

以前虫歯治療で詰め物をしていた所が、定期検診で欠けているか何かを指摘されて、もう一度詰め直し治療しました。
その日は痛みが残りましたが、その後痛みは消えましたが滲みるのが続きました。
3か月後位に滲みるのが続いているのと歯茎が腫れてきて、歯科に行くと歯の横がくぼんでいるので知覚過敏かもしれないという事で横に詰め物の処置をして様子をみました。
1週間後まだ滲みるので、神経を抜くことになるました。抜髄治療中、抜くときや薬を入れる時に少し痛む部分がありました。
神経の処置は終わり、形を整える処置?で削っているときに、一か所一瞬強く痛んだ所がありました。
かぶせものをして治療は終わったのですが、噛んだり歯をたたいてみると痛みがあります。レントゲンでは異常はなく薬もきっちり入っているという事です。
治療後に炎症をおこすことがあるという事で、高周波をあてる治療を5回ほどしてもらいましたが改善せず、寝ているときに噛みしめるのが原因で割れてしまってるのかもしれないので抜いてブリッジにするしかないといわれました。
抜くのに抵抗があったので3か月後の定期検診まで様子をみることにしました。
抜歯したほうがよいのでしょうか?治療法は抜歯しかありませんか?

【Answer 287】

根管治療.com の新藤健太郎です。早速ですが本題に入ります。

抜髄後の痛みが継続しているようです。
抜髄後の痛みは長期的に続くこともあります。最大1年くらいは再根管治療をせずに経過を見ることをお勧めします。
ただし、歯に土台を入れる前に、他院でレントゲンを撮影し、根管治療がしっかりできているか確認するほうが良いでしょう。
問題がなければ、土台で歯をしっかり封鎖しましょう。

 

 

 

 

 

 

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