243.痛みもなく自覚症状のないままに「根が死ぬ」ということはよくあることなのでしょうか?
【Question 243】
根管治療に関する処置についてお尋ねします。
①左上の3番4番、この治療の所見で根が死んでいたとのことで根管治療となりました。痛みもなく自覚症状のないままに「根が死ぬ」ということはよくあることなのでしょうか?
②①の根管治療の際、3番糸切り歯の歯肉が明らかに、根管治療後に5ミリくらい上がってしまいました。
仮歯の装着後、帰宅して3番の歯を見て驚愕しました。
1週間後、次の診察の時に、本歯(セラミックの予定)装着後に治るのかと尋ねたところ、治らないと言われました。
また、歯と歯茎の境目に炎症が起きていて痛くてあまりブラッシングできなかったのですが、それで2、3ミリ上がったという答えでしたが・・・ブラッシングの問題ではなく、仮歯の時点で他の歯より伸びて長くなっていたので、合点がいかず憂鬱です。
③この一連の根管治療の際、当初より3番、4番の間の根管あたりを頬の上から触ると痛みまではいきませんが、違和感があります。
これも尋ねたところ、顔の骨はとても薄く自然に治る場合もあるが、治らない場合は手術するしかないとの回答でした。
口の中の歯肉を見るとプクッと膨らみがあります。これを押すので違和感になっているように感じるのですが、この違和感と一生つきあっていくのでしょうか?
どのようにするのが最善策なのでしょうか教えてください。
よろしくお願いいたします。
【Answer 243】
根管治療.com の新藤健太郎です。早速ですが本題に入ります。
①自覚症状がないまま歯髄が壊死することはあります。
②下がった歯茎を治すには、結合組織移植という手術が行われます。
http://www.kenico.chew.jp/sisyuz.html
ページの最下部に症例があります。
3番だけ歯が長くなるのを避けるにはこの手術か、矯正治療で歯を動かす方法が取られます。
③化膿性の炎症が持続している場合は、根管治療か歯根端切除術という手術が必要です。
http://konkanchiryou.org/%E5%A4%96%E7%A7%91%E6%B2%BB%E7%99%82.html