根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

99.痛みの原因は歯根治療中に、試し噛みをしたことで圧力がかかり、歯茎にダメージがあるのではないか

【Question99】

初めまして、メールにて失礼いたします。
今年6月頃より、他院にて虫歯の歯根治療を開始し、薬剤充填が7月下旬頃終了しました。しかし、その後も弾力性のあるものを噛むと痛みがあり、経過を見ている状況です(仮詰めをして蓋をしているだけで、型取り等はまだ行っておりません)。
主治医は「痛みの原因は歯根治療中に、試し噛みをしたことで圧力がかかり、歯茎にダメージがあるのではないか。自然治癒するまで待つしかない。後は、型どりをして蓋をすれば終了なので、痛みが消えたら始めよう。」と言っていますが、なかなか痛みがひかず、既に薬剤充填から2カ月が経過しています。
本当にこのままで良いのか。歯根治療自体が不十分だったのではないか等不安な気持ちです。

セカンドオピニオンをお聞かせ願いたいと考えております。

【Answer 099】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

歯根治療中に、試し噛みをしたことで圧力がかかり、歯茎にダメージ・・・・
歯根治療中に咬んだ患者様が悪いようなニュアンスですね。

確かに、歯根治療中に咬むと、歯や根が割れたりすることはありえます。

根管治療がきちんとなされていれば、あとは治るのを待つだけです。
治らなければ、外科的歯内療法、あるいは抜歯となります。

しかし、主治医が正しい根管治療をしてくれたかどうかは不明です。
正しい根管治療をしても治らないこともあるからです。