根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

115.レントゲンは濃淡があるので

奥歯の根管治療を行い、薬を詰めて土台のある状態で6カ月経過しています。経過は良好で3か月前のレントゲンと比較しても根元の黒い部分は薄れ、骨も再生してきている状態です。金属アレルギーがあるため、最終的にはセラミックのクラウン(保険対象外)をかぶせます。未だ、完全に治癒された状態ではないですが、現時点でクラウンをかぶせてもいいとも言われております。根元の炎症の影がないことを確認してからとも思いますが、このまま仮歯でいるのとどちらかよいのか迷っています。ご助言いただけたら幸いです。

【Answer 115】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

経過が良好ということでひとまず安心ですね。
細かいことを言えば、レントゲンは濃淡があるので根元の黒い部分は薄れているのか、あるいは全体が薄いレントゲン像なのか比べる必要があります。

どこまで経過を見るかは非常に難しい課題です。レントゲンで影がなくなるまでは最低6ヶ月といわれています。
http://www.konkanchiryou.com/page/02chiyu.htm

医師が「大丈夫」と思っても、その後に再発することはやはりあり得ます。

セラミックを被せて、その後症状が再発した場合に、やり直しの費用が補償されていれば、進めてもリスクは少ないですよね。
あるいは仮歯でもう少し長く様子をみるかどちらかです。

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