根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

186.難治性になった根幹治療

【Question 186】

よろしくお願いします。

上4番の虫歯治療後、激痛が始まりました。ボルタレンと痛み止めを飲みましたが一向におさまらず、その後別の歯科医院で抜髄をしました。抜髄後は1週間解放した後、根の治療をし、二週間痛みがおさまったため、充填物をつめレントゲンをとりました。その後二週間は詰め物の違和感がありましたが、痛みが出なかったため蓋をし治療が終わりました。

しかし、蓋をして1週間後、ジーンという痛みが始まり、やがて痛みがひどくなり夜中に起きてしまうようになりました。歯科医院に行ってボルタレンと痛み止めを何度か渡されましたが、痛みはおさまらず、早めに見てもらえる歯科大学付属病院に7月から通い始めなした。が、ジーンという自発通はおさまらず、1か月先になる予約までに痛みがひどくなり、ボルタレンと痛み止めを服用し我慢してる状態が繰り返されました。マイクロスコープはあるのですが、1台しかないうえに、マイクロスコープを使っての治療は行われておらず、根の確認に一回ちょっとのぞいただけで、後は若い歯科医が手さぐりで治療しています。もちろんラバーダムも使っていません。症状が改善されないまま、かえって悪化しているようで、正直この!ま治療を続けていいのかとても不安です。

そこで、マイクロスコープを治療に使っている大学病院に転院を考えてますが、
①実際の所、難治性になった根幹治療は治るまでにどの位期間がかかるのでしょうか。
②根幹治療の間隔が月1回で大丈夫なのでしょうか。
③大学付属病院から他の附属病院に転院可能でしょうか。
④その際、紹介状を出してもらえるのでしょうか。
又、穏便に転院するにはどうしたらよいでしょうか。
⑥自費診察を行っている医院に行く場合は紹介状はいらないのでしょうか。

以上ご回答よろしくお願いします。

【Answer 186】
こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。

> ①実際の所、難治性になった根幹治療は治るまでにどの位期間がかかるのでしょうか。
>
難治性とは、治るのが難しい状態を意味するので、答えはありません。
そもそも、全ての歯が治ることは有り得ないのです。
激痛は治っても、慢性痛は治りきらないことも多いです。

> ②根幹治療の間隔が月1回で大丈夫なのでしょうか。

理想的には1週毎か2週毎のが良いですが、月1回でも構いません

> ③大学付属病院から他の附属病院に転院可能でしょうか。

可能だと思います。

> ④その際、紹介状を出してもらえるのでしょうか。
>  又、穏便に転院するにはどうしたらよいでしょうか。

可能だと思います。都合が付かないので、通いやすい病院に転院すると言えばいいでしょう。

> ⑥自費診察を行っている医院に行く場合は紹介状はいらないのでしょうか。

原則的には紹介状はなくても大丈夫ですが、紹介状がないと受け入れてくれない医院も一部あるようです。

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