215.イメージとしては歯の隅々まで、バイキンが広がる感じです。
歯の神経の治療で相談があります。
現在、カナダのバンクーバー
に住んでいます。
2週間前に風邪をこじらせてしまい、同じ時に歯も痛みだしました。
数日で頭痛がするほどにまでなり、口元の片方全体がヅキヅキ痛く感じるようになりました。
痛みが続いたのは4日くらいだったと思いますが、温かいものを食べると特に痛む状態でした。
(鏡で見ても痛みが一番激しい歯は虫歯や歯茎の腫れ等異常はありませんでした。)
休日に歯科医院へ行った時には既に痛みは治まっていましたが、
診断は奥歯(一番痛みが激しかった歯)の神経が死んでしまっているというものでした。
レントゲンでは黒い影は映らなかったので、該当する歯に冷たいものを当ててしみるかどうかのテストをされ、
ちょうどその歯だけ何も感じなかったので、そういう診断になりました。(追加。レントゲンで該当する歯だけ、神経がぼやけて鮮明に写っていなかった)
1月中旬に日本へ1週間帰国するので、帰国したときに治療するか、現地で治療するか迷っています。
カナダは保険がなく、実費で10万円以上費用がかかります。
現在、痛みや違和感は全くないのですが、1月まで何も治療しないのは危険でしょうか。
帰国時に治療したとして1週間で完結する治療内容なのかも気になります。
歯に穴を開けて死んだ神経を掃除して埋める治療らしいです。
アドバイス頂けたら幸いです。
【Answer 215】
こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。
歯髄が死んでいる場合は、歯髄壊死、歯髄壊疽、根尖性歯周炎と経過をたどります。
感染している歯髄を長期に放置すると、治りにくくなることをしばしば経験します。
イメージとしては歯の隅々まで、バイキンが広がる感じです。
1週間でも、良好な治癒があれば、被せるところまで進めるかもしれませんが、
化膿が止まらないケースでは1週間で治療を終えることは難しいです。
もちろん医院の予約状況にもよります。
どちらかと言えばカナダで治療する方をお勧めします。