217.痛みもある場合は神経を抜いて治療するしかないのでしょうか。
中3の娘の相談をお願いします。
夏に下の歯が熱いものも冷たいものもしみるというので近所の歯科医院にいきました。すると左下の一番奥が虫歯になっているのでそれが原因でしょうと治療しました。しかし改善されず、別の歯科医院に行って診てもらうと、下、左の第二小臼歯の先端が何らかの形でかけてそこからしみるのではないかと診断され、かけたであろう場所をコーティングし様子をみました。がしみるのは続き今は強度の強いボンド?で範囲を広げコーティングをして様子を見ています。
が、相変わらずしみるようで10日くらい前から痛みもでてきているようです。
これで、改善されなければ神経を抜いたほうが良いと言われました。
しかし先のことを考えるとまだ中3ですしなるべくぬきたくないのですが、痛みもある場合は神経を抜いて治療するしかないのでしょうか。
痛いということは歯髄炎になっているのでしょうか。
よろしくお願いします。
【Answer 217】
こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。
左の第二小臼歯の先端に中心結節があり、そこに歯の神経が入り込んでいると
欠けた場合に歯髄炎になる恐れがあります。
歯髄炎の場合は自発痛が起こります。
もし歯髄炎と判断された場合は、抜髄が必要となります。
神経を残せれば、もちろん一番良いのですが、歯髄炎の場合は早く抜髄をしないと感染根管となり、予後不良になります。
http://www.konkanchiryou.com/page/01shindan.htm
また、歯髄炎までいかなくても、痛みが強い場合はやむを得ず抜髄を行うケースもあります。