221.ブリッジしかないのでしょうか?
ご相談させていただきます。
10年程前に、H医院にて左上6番、神経を取り被せ物。その後、医院を転々。半年程前からT医師のもと左上7番を根管治療。(ラバーダム、顕微鏡使用)し かし左上の痛みは止まらない。6番の再発で、中に病巣があり、さらに土台(差し歯、とのこと)がぼろぼろではないかと予測。従って、再根管治療しても被せ 物が出来ないだろうと予測。
抜歯、ブリッジという治療法を提案された。
温存を希望し、セカンドオピニオンを他院で受けた旨伝えたが、病巣を抱えながら、温存などありえない、又、インプラントならば、根がひっ付きにくい箇所の為非常に困難、専門医でないと無理(専門医であっても失敗する可能性が高いので)と一蹴。
ブリッジしかないのでしょうか?
T医師はPESCJ認定医で、根管治療には非常に自信がおありのようです。
帰り際に、これ以上の診断はないのに、一体どこで相談されるんですか?みなさん、(そこらの歯科医師)根管治療は素人ですよ。と言われました。
よろしくお願いします
【Answer 221】
こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
7番の治療中で、痛みの原因は6番と診断されているのでしょうか??
6番の状態が悪いようですね。状態が悪いことをご理解の上、治療することは構わないと思いますよ。
状態が悪くても痛みが緩和され、なんとか使える状態になる可能性はあります。もし駄目だとしても、やるだけやって諦めるほうが
納得できる人は多いと実感します。
左上のなくならない痛みの原因がどの歯にあるのか。歯が原因でない場合も考慮しなくてはなりません。
6番抜歯の場合は、ブリッジとインプラント、あるいは親知らずの移植などが考えられます。
余っている親知らずがあれば、移植はチャレンジしてみたいところです。
インプラントは骨がなくてもサイナスリフト、ソケットリフトなどで治療を行うことが可能です。
根管治療に自信があるのは構いませんが、自分の意見が絶対だと言い切る姿勢には好感が持てませんね。
人間は間違えることもあるのですから。
私も根管治療を得意としますが、親知らずの移植もサイナスリフトも行います。全ての治療を行えないと、公平な治療法を提案できないと
考えているからです。