根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

295.歯の痛みは抜髄当初からするとかなりよくなったのですが、噛むと痛くて噛めません。

【Question 295】

現在の治療について、心配になり相談させていただきます。
12月半ばに右上の奥から三番目が虫歯で、神経にまで達しているということで抜髄処置を受けました。その日から治療中の歯が激痛で、リーマーでの処置をトータル5回、また抗生剤も使用し、痛みは大分改善されましたが、軽く歯に物が当たると痛い感じはありました。神経の処置時に入れた中の綿もきれいでなにも付かないからと、3日前に根幹充てんをしてもらいました。歯の痛みは抜髄当初からするとかなりよくなったのですが、噛むと痛くて噛めません。また、抜髄処置をはじめてから、歯茎が腫れています。(かなり上の部分で、歯茎と唇がくっついた辺りの歯茎が腫れています。)先生は、隣の歯の神経の処置が不十分のため、そちらの可能性もあるということですが、その部分をさわると処置中の歯にツーンと響きます。
次回形を整えていくと言われていますが、果たしてこのまま処置を受けていいのでしょうか?
乱文ですみません。
よろしくお願いします。

 

【Answer 295】

抜髄後の痛みが続いているようです。
抜髄後の痛みは時に長く続いてしまう場合があります。
時に神経因性疼痛を起こし、難治性の痛みに発展することもあります。

今の痛みの原因が、根管治療に不備があるのか、細菌性の痛みなのか、そうでなく神経因性疼痛などが起こっているのか
判断は難しいです。

歯茎が腫れについては、どの歯が原因か精査が必要です。他の医院でセカンドオピニオンをしてもらう方が良さそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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