64.どうしたら、治療中、綿を入れられていても耐えられるでしょうか?
【Question 64】
夏ごろから、右奥から2番目の根管治療をしています。
私の場合、ラバーダムが使用不可ということです。
現在はバキュームと、舌下に綿を入れて唾液を取りながら治療しているんですが、舌下に入れた綿の存在が、どうしても異物感があって気持ち悪くなり、吐き気や不快感を感じてしまいます。
担当の先生は「綿栓は、患部に唾液が入らないようにするためには、はずせないから」と言われるんですが、気を紛らわせようにも、どうしても恐怖とか、気持ち悪い!ということを治療中ずっと考えてしまいます。
どうしたら、治療中、綿を入れられていても耐えられるでしょうか?
【Answer 064】
根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。
少し、おう吐反射があるかもしれませんね。
舌下に綿を入れる方法は簡易防湿といいます。もちろんラバーダムをしたほうが治療は清潔に行えます。防湿効果も高いです。
ラバーダムをしにくい歯は、歯茎より歯が出ていないので、ラバーダムが装着できないという意味で、先生がラバーダムが使用不可とおっしゃっているのだと思いますが、隔壁(かくへき)を歯に作ることにより(簡単に言えば壁です)、ラバーダムが可能になります。
どうしたら、治療中、綿を入れられていても耐えられるでしょうか?というご質問ですが、おう吐反射や恐怖心が強い人は静脈内鎮静法という麻酔をしながらの治療を行う場合もあります。もちろん、ラバーダムで解決するなら、その方が理想的です。