根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

86.設備の整ったところでやり直したほうがよいのでしょうか

【Question86】

15年ぐらいは使用している前歯の差し歯の件でご相談させてください。5月に入り、差し歯の歯茎部分が腫れて押すと痛い、また歯を軽くたたくと鈍い痛みがあり、歯科で差し歯を取りました。ポケットが6の深さ、歯のひび割れは肉眼でわからない、根幹治療(最新設備はない)をして、希望の差し歯を作り直すことは出来るが、炎症や外れやすいなどと、デメリットがあるといわれました。今歯の中は、空洞で、仮の歯が入っていますが、設備の整ったところでやり直したほうがよいのでしょうか、ちなみにここの歯科は入れ歯が得意な歯科です。

【Answer 086】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。

早速ですが本題に入ります。
差し歯の歯茎部分が腫れて押すと痛い、また歯を軽くたたくと鈍い痛みがあり、歯科で差し歯を取りました。ポケットが6の深さとのことですね。

歯根にヒビがはいっていないことと、歯の壁が残っているかどうかが重要です。設備が整った、腕の良い先生の治療のほうがいいのは言うまでもありませんが、お話から察するに、歯の壁が薄く、歯の残りの量が少ないのではないでしょうか?
その場合、根管治療の自費診療を行って歯を治すか、抜歯をしてインプラントをするかは悩むところです。
費用対効果も考えねばなりません。

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