根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

120.根管治療の再治療のリスクと大学病院の問題点

【Question 120】

5~6年程前に奥歯の根管治療をしました。治療を終えオーバー充填による圧迫感を感じていましたが、治療中にも掃除器具を奥に入れすぎ、2~3日顔が腫れるということがありました。先生に話したところ、少し触ったんだねとあまり意に介さない態度でいたことから、このオーバー充填についても、いずれ落ち着くだろうと期待し、金管を被せてもらい治療を終えました。
治療後も圧迫感と腫れた感覚は変わることなく続いていましたが、1年程前からは歯茎を破って膿みが出てくる状況に至り、再治療を行なっています。
当時6万円程の自費負担で金冠を被せましたが、今回も8万円程掛かるとのことです。又、私が払わなければいけないかと思うと、どうも納得がいきません。運が悪かったと諦めて黙っているべきでしょうか。
某大学病院での治療ですが、当時の先生は既におらず、今別の先生が治療をやってくれています。ようやく根管治療が終わり、この後、コアの形成や型取りなどを行う予定です。

【Answer 120】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

①根管治療の再治療のリスク
すべての根管治療を行った歯には再治療もしくは外科的歯内療法、あるいは抜歯が必要になるリスクがあります。
前医の治療に問題があったか、歯そのものに問題があったかは不明です。
今回は再治療でもありますし、一般的に再根管治療の成功率が一回目の治療より劣ることを考えると、リスクはさらに高い。
②大学病院の問題点
自ら開業していない大学病院の先生は責任感という意味では、開業医で看板を背負っている先生に比べ低いかもしれません。
また、担当医も代わることが多いため、治療方針が変更される場合も多いです。

個人病院なら治療費も多少融通が利くかもしれませんね。大学病院で治療費の苦情を言っても、返金されることはないでしょう。
根管治療が保険診療でしたら、被せる物は保険診療も選択できます。根管治療が自費診療の場合は被せる物は自費診療になります。

以上です。

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