313.クラウンではなくて大丈夫でしょうか。
【Question 313】
> 虫歯が神経にまでたっしていて、抜髄をしました。その後の処置なのですが、クラウンにしないようです。クラウンではなくて大丈夫でしょうか。また、詰め物なのですが、金やセラミック、ハイブリットセラミックなどのうちどれが良いでしょうか。また、レジンや銀はどうなのでしょうか。自分的には、金にしたいと思うのですが。どうでしょうか。お手数ですが、お返事をおねがいいたします。
【Answer 313】
根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。
抜髄後の治療は、クラウン、最低でもアンレーが必要といわれています。歯が割れるのを避けるためです。
しかし、近年は接着する材料の性質も向上しているため、歯の厚みがあれば、接着技術を用いてインレーなどをセットする向きもあります。
インレーの場合は接着しやすい、レジンかハイブリッドセラミックが良いでしょう。
かみ合わせ、咬む力なども考慮します。咬む力が強そうな人、歯を食いしばる傾向が有る人などは、咬頭被覆された補綴物、つまりクラウンやアンレーが良いと思います。
金合金は壊れにくいという特徴があります。
157.このような状況で、充填することなくクラウンだけ被せるのがよいのか判断できません。
【Question 157】
突然のメールで失礼いたします。
神経をとった歯の再治療につきまして質問させていただければと存じます。
数年前に臼歯1本が虫歯なしで歯髄炎となり、神経をとる処置をしていただきました。(原因は不明と言われました。)
その後転居先で、該当箇所に噛んだとき痛みを感じるようになりました。歯科を受診したところ、充填は全く行われておらず、かつ
現在の状況は虫歯やクラウンでないつめもの(金属ではありません)で治療をしていると伝えられました。
現在、炎症などはないが、噛みしめが強いため、歯根の神経が過敏に反応しているとの診断を受け、ゴールドクラウンをすすめていただきました。
このような状況で、充填することなくクラウンだけ被せるのがよいのか判断できません。
先生のご教示をいただけますと幸いです。
【Answer 157】
こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。
神経をとる処置をほんとうにしたのでしょうか?
深いむし歯で神経を残す処置をしているのかもしれません。
ポイントは噛んだときの痛みが、歯髄炎、あるいは根尖性歯周炎によるものなのか、
咬合性外傷によるものかを判断することです。今の先生は咬合を疑っている様子ですね。
最低でも、歯髄が生きているかどうかだけでもチェックしてもらってください。
歯髄炎、あるいは根尖性歯周炎なら根管治療が必要です。被せるだけでは治りません。
94.すでにクラウン(保険の銀歯)はできあがっているのですが装着は保留しています。
【Question94】
4月から左上7番の根管治療をはじめ、痛みも無く症状も落ち着いたので8月初めに根充をして土台を作って(入れて)補綴物の型をとりました。
ところが、2日後痛くはないのですが疼くというか脈打つ様な違和感があり、
歯茎を押してみると柔らかいところがあり小さい膿泡ができていました。(一週間で二度できてすぐにつぶれましたが)
すでにクラウン(保険の銀歯)はできあがっているのですが装着は保留しています。
叩いても指で押しても食事でも痛みは無いのですが、土台の部分でコットンを丸めて噛んで圧をかけてみると鈍痛があります。
このまま被せずに様子を見るか、被せてしまうか、再根管治療か医師に相談しても私に任せると言われ迷っています。
ちなみに治療中に何度も蓋が取れ穴が空いたままの状態でした。
仮止めでも被せてしまうと2年間は保険治療できないと言われました。
現時点ではどうするのが良いのでしょうか?
【Answer 094】
根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。
お話から治療中の歯は治っていないと考えられます。
現在通われている病院で根管治療を再度行っても同じ結果になると予想されるので、
クラウンを仮付けしてもらい、咬みあわせを低めに調整してもらうといいでしょう。
その後、治れば、クラウンの本付け。
治らなければ、抜歯するか、転院して再治療するといいでしょう。