根管治療専門医相談室

根管治療専門医、新藤健太郎がお答えします。

149.型を取る前にやはり痛いというと、ひびが入っている可能性があり…

【Question 149】

はじめまして。
よろしくお願いいたします。
今年初めから右上5番の歯を感染根管治療しています。
10年以上前に金属を詰めた歯が噛むと激痛がし、
年始だったので6日目まで抗生物質を飲んでから受診し、
根が腐りかけていたということで抜髄、
その後、根の掃除のときにも痛みがありましたが、
3回目の根の掃除のときガシッと衝撃がありました。
そのまま計5回ほど掃除して2月17日に充填(レントゲン撮影)しましたが、
その前から時々弱い痛みが走ることがあり、歯を押すと痛む(痛まない時もある)ので、
その旨を伝えましたが、そのまま進み3月初めに土台を建てました。
2週間ほどあけて、型を取る前にやはり痛いというと、ひびが入っている可能性があり、CTを撮りたいと言われましたが、様子を見ても良いともいわれ、体調不良もあってしばらく治療を休みました。
5月初めから右で噛めなくなり、(それまでは噛んでもよいと言うことだったので柔らかいものだけたまにその歯を外すように噛んでいましたが、やはりさわってしまう)押すと痛く、時々ツキンと痛む、たまにもう少し強く痛むと、不安定な状態です。
事情があって他の歯科を受診したところ、根の先に黒い影がありやり直しが必要と言われました。
充填から3ヶ月弱でこうなっているのは、やはりひびがあって感染をおこしてしまったのでしょうか?ネットで見るとCTでもわずかなひびは分からないことが多いと書いてありましたが、
歯根のひびはマイクロスコープで染め出すと分かるのでしょうか?
やり直しはマイクロスコープも使って週2回で2ヶ月ちょっとかかると言われています。このくらいかかるのは標準的でしょうか? ネットを見ると短期で治療できると謳っているところもあり治療回数が多いとその分感染の機会も増えるとも書いてありましたが・・・。
その医院はラバーダムは使わないようで、初めの医院もラバーダムは使いませんでしたが、使ってくれる医院を探すべきでしょうか? またひびがあれば治療は根管治療の専門医でないとむりでしょうか?
いろいろ質問ばかりになって申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。

【Answer 149】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

>土台を入れた後、型を取る前にやはり痛いというと、ひびが入っている可能性。CTを撮りたい
ヒビが入っていると疑われるなら、土台を入れる前によく確認すべきだったと思います。

土台に金属が入っていれば、ハーレーションでCT画像の読解が難しくなります。
もっとも、微細な歯根破折をCTで確認するのはそもそも無理ですが。

>他の歯科を受診したところ、根の先に黒い影がありやり直しが必要
黒い影がある場合、やり直しが必要になる場合もありますが、そうでない場合もあるので注意が必要です。

>歯根のひびはマイクロスコープで染め出すと分かるのでしょうか?
色素がヒビに入り込み、確認しやすくなりますが、マイクロスコープであれば染め出さなくてもわかります。

>マイクロスコープも使って週2回で2ヶ月ちょっとかかると言われています。このくらいかかるのは標準的でしょうか?

ちょっと遅いとおもいます。経過観察も含めてということかもしれませんが・・・・。専門医レベルなら1、2回の治療がスタンダードです。

>ラバーダムは使わないようで、初めの医院もラバーダムは使いませんでしたが、使ってくれる医院を探すべきでしょうか?

ラバーダムは基本なので、できる限り行いたいところです。

>またひびがあれば治療は根管治療の専門医でないとむりでしょうか?

ひびがあれば、専門医だろうと予後不良でなおせないかもしれません。歯根破折は基本的に抜歯とされています。

☆ 治らない原因を探し、疑わしい可能性を1つずつ排除しなくてはなりません。ヒビでない可能性もありますので。
ドクターの診断や技術に問題があるケースもあるので、そういった場合はお聞きした話そのものの信憑性がないということになります。

145.小さい方2本の根の間に穿孔がありました。

【Question 145】

右上、奥(親知らず含めて)から3番目の歯、神経は無し(小学生の時、20数年前にとったと思います。)銀色の被せものをしてあった歯についてです。

歯茎にプクッとしたものができ、何ともないのですが半年以上あるので、診てもらうと、小さい方2本の根の間に穿孔がありました。

合成樹脂(白い物)でうめ、1ヶ月後炎症(プクッとしたもの)もなくなりました。(これは穿孔が塞がったと考えて良いのでしょうか?)

3日前再根幹治療をしたのですが、大きな根には器具が入るが、小さな根には入っていかないとの事でした。が、そのまま合成樹脂をつめ、また1ヶ月様子を見る事になりました。しかしその日の内からまた歯茎が少しプクッと腫れだし、段々大きくなってきました。どういう状況が起こっていると考えられますか。(全て保険治療です)

今治療して下さっている先生は、塞いでダメなら根を一本切ってしまうとの事でした。でも出来ればそうしたくありません。
根幹治療専門医、もしくは顕微鏡を使用する歯科に行くべきでしょうか。その際は今の先生の紹介を受けるべきでしょうか。

お忙しい中お手数かけますが、宜しくお願いします。

【Answer 145】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

穿孔部の封鎖は顕微鏡のもっとも得意とする治療で、現在もっとも良い材料はMTAとされています。穿孔してから時間が経過していないケースでは予後は良好ですが、時間が経過している場合は感染と骨の吸収が進んでいる場合があり、予後不良となります。
治す可能性を求めるなら専門医が良いでしょう。

140.矯正中なので、ラバーダムは使えません。

【Question 140】

こんにちは。
現在保険外でマイクロスコープを用いて根幹治療中です。前歯四本なのですが一本ずつ丁寧にやっていただいてます。ただ右一番の歯の歯茎を強く押すとズーンとした変な違和感があります。慢性化したせいで痛みが引きにくいのでしょうか?問題だったフィステルも消え、噛んだときの違和感もなくなったのですが歯茎の違和感が気になります。
私は根幹が短いようで外科的処置はできないと言われています。
ちなみに矯正中なので、ラバーダムは使えません。先生は大丈夫と言いますが。成功率にどのくらい差がでますか?

【Question 140】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

前歯ということで、唾液の進入は少なく成功率に明確な違いが起こるとは考えにくいです。
しかし、マイクロスコープを使って治療をするならば、矯正のワイヤーを外して、ラバーダムしたほうがいいですね。

ラバーダムの意義

http://www.konkanchiryou.com/page/04gomu.htm

138.外科的歯内療法を避けたいのですが

【Question 138】

今回はじめて質問させていまだきます。昨年末に差し歯の歯茎が腫れ、近くの歯医者に行きました。レントゲンを撮ったら親指ぐらいの血?膿?の袋がありました。(前歯)
>
>
>
> その日は歯に穴をあけて、血?を排出して、翌週に薬を詰める。それを二回繰りかえしました。 現在は薬が詰めてある状態です。
>
> 医師はそこを取り除く軽い手術を勧められています。
>
>
> 現在は腫れや痛みはありません。
>
> できれば避けたいのですが、避けられるものなのでしょうか。
>
> 現在、根の治療について探しています。
>> お忙しい中だと思いますがよろしくお願いします

【Question 138】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

二回薬を入れ替えて、治り方が良くなかったのではないでしょうか?
通常の根管治療で治りが悪い場合に、外科処置に進みます。
外科を避けたいとのことで、もう少し長く様子を見てもらうように担当医に頼んでみましょう。
根を切る手術は歯根端切除という手術で、根の先端から精密にセメントを詰める必要があります。そのため外科処置は特に病院を選ぶ必要があります。顕微鏡が必要です。http://www.konkanchiryou.com/page/02surgery.htm

136.3回の消毒後、痛みがある現況をどのように診断されますか?

【Question 136】

お世話になります。
10年以上前に根管治療した左下4番が急に痛くなりました。
レントゲンを見ると何となく黒い影がありました。
中をグリグリされたあとの細い綿は、膿があるかないかわからないくらいの状態だと言われました。
消毒を2回してもズキズキ痛く、3回目の消毒は今までよりグリグリされ「今回はきつい薬剤で消毒した」と言われました。
3回目の消毒後、今日で5日目ですがまだズキズキ痛みます。
レントゲンは治療前に1枚撮っただけ、ラバーダムの使用はなくマイクロスコープの設備もありません。

質問ですが、
・3回の消毒後、痛みがある現況をどのように診断されますか?
・「きつい薬剤」の副作用を教えてください。
・今後、転院も検討していますが、今の歯科医院で紹介してもらうのがいいのでしょうか?
・転院する際のアドバイスをお願いします。

追記
こちらの歯科医院には2年前に顎関節をきっかけに通院し始め、スプリント調整に定期的に通っています。
また1年半前に左下6番を虫歯治療後、食事や歯をカチカチ合わせると痛い状態も続いていて、「歯の当たり方の問題で抜髄する状況ではない。」と言われ、左下6や左上6にレジンを足したり削ったり調整されましたが、ずっと痛いままです。
(アレルギーの為レジンで詰めています)
その時、セカンドオピニオンも聞きましたが、そこでは抜髄を勧められましたが、抜髄しないという今の歯科医院に通院し続けている状況下での今回の左下4番の再根管治療になってしまったという流れです。

長くなりましたが、よろしくお願いします。

【Question 136】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

・3回の消毒後、痛みがある現況をどのように診断されますか?
痛みは何らかの炎症が原因です。ばい菌、薬剤の刺激、グリグリ突くこと等で痛みが起こります。
治療後の痛みは、薬剤の刺激、グリグリ突くことが原因かもしれません。

http://www.konkanchiryou.com/page/01oitami.htm

> ・「きつい薬剤」の副作用を教えてください。
おそらくホルムアルデヒドが含まれているかと思います。
ばい菌も殺しますが、正常な細胞や組織も壊してしまいます。

> ・今後、転院も検討していますが、今の歯科医院で紹介してもらうのがいいのでしょうか?
今後も今の歯科医院と付き合っていくつもりならその方がいいでしょう。
> ・転院する際のアドバイスをお願いします。
顎関節の治療でこのまま今の医院に通うなら、「根管治療の専門的先生を紹介してもらいたい」旨を伝えてみたらどうでしょうか?
話をよく聞いてくれる先生、フィーリングが合う先生、大学で専門的に勉強した先生を選んだらいいでしょう。

132.外科処置は後戻りのできない

【Question 132】

去年根幹治療を致しましたが、歯の根の部分に膿が再発して近くの歯医者に行きました。歯医者さんは歯ぐきを切って膿を出して歯の根を切断するといいました。根の治療のお薬を入れた管をまた再治療しなおすことを願っていたのですが歯医者さんはこれしか手段は無いと言い張って歯の根を撮る手術を受けました。とても残念に思っています。そこで質問なのですがこの歯医者さんの判断は正しかったのでしょうか?歯の薬を詰めた所が原因でなったのではないのでしょうか?もしそれが原因だったらまた膿む可能性はあるのでしょうか?
とても心配です。この歯医者さんは薬を詰め直すのはもう不可能だと言っていました。もあしまた膿めば今度は抜歯しかないといいましたがそれは本当でしょうか?
また今日できあがったジルコニアのクラウンを装着したのですがとてもきつく感じます。この歯医者さんはこれでいいといいました。本当に大丈夫なのでしょうか?近日海外に出張に行くのでとても不安です。
よろしければお返事どうぞお聞かせ下さいませ。お返事心よりお待ちしております。

【Answer 132】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

正しく、精密な根管治療をした上で治らない場合に歯根端切除術を行います。
手術の際は、顕微鏡で見ながら切断面をセメントで埋めます。

もし担当医の先生が正しいステップを踏んで、外科治療に至ったとしたら、判断は正しかったと言えます。
歯根端切除術で予後が悪い場合は、もう一度歯根端切除術をするか、あるいは抜歯となります。
ご心配なさっているように、歯の薬を詰めた所が原因だとすると、外科処置だけ行っても予後が悪い場合があります。

ジルコニアクラウンのコンタクトがきついのは慣れましたか?時間が経つと慣れる場合も多いのですが。

多くの外科処置は後戻りのできない処置です。切る前にセカンドオピニオンを求めたほうが良かったでしょう。

131.大学病院か開業医院か

【Question 131】

数年前奥歯の神経を抜きましたが、治療中なかなか無痛状態にならず、担当医から歯根にひびが入っているのではないかと言われた。症状に変化が無かったのでそのまま補綴。その後特に大きな問題は無かったが、1年後に歯茎から膿がでて歯茎がはれたが暫くして回復。以後年2~3回程度、歯茎がはれ、その度にオラセルという薬をもらって対処。根管治療の失敗だと思いますが、どこで再治療を受ければ良いか悩んでいます。Internetで調べるとラバーダムや顕微鏡を使用する歯科医が見つかりますので、自由診療で高額ですがそちらにお願いした方が良いでしょうか?または近くの大学病院(神奈川歯科大、鶴見歯科大)の方が良いでしょうか?現在の担当医は抜歯しかないといっていますが、奥歯を失うのは何とか避けたいので、アドバイスをお願いします。

【Answer 131】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

大学病院は基本的に保険診療でしょう。
治療費が安い反面、営業時間が短く、担当医は誰に当たるか分からない(多くは若い先生)
個人の医院は根管治療を自費診療で行っていることが多い。

私は以前大学病院にいて、今は開業医ですが、技術も責任感も勤務医時代より随分高い気がします。
歯科治療は誰が上手に治療してくれるか分からないので、設備などに目が行きがちですが、
もっとも大事なのは治療を行う人間です。一番大事な部分が見えにくいので、良い治療を受けるのは難しいのです。

124.外科処置はダメージが大きく、 後戻りがきかないので、慎重に進めたいところです。

【Question 124】

根管治療について
今左奥から2番目と左奥から5番目の根管治療をしていますが、完治の見込みがなく外科手術になりそうです。
2番目は歯が割れているかも知れなくて、5番目は排膿の仕方がハート型を逆さにしたような感じで膿が取れ切れない?らしいです。
外科手術は最終手段として仕方ないのかも知れませんが、今のところでは、ラバーダムは使用しておらず、拡大鏡もほとんど使用していません。
外科手術以外での治療の余地があるのか、また外科手術をしたときのリスクなどを教えて下さい。

【Answer 124】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

奥から2番目ということで、第1大臼歯
奥から5番目は犬歯でよろしいでしょうか?

外科処置が必要かもしれないとのことですが、外科処置はダメージが大きく、
後戻りがきかないので、慎重に進めたいところです。
ラバーダム、顕微鏡を使用していないとのことで、十分な治療ができているかどうかは 判断しかねます。
前歯の外科処置に比較し、大臼歯の外科処置は難しいです。顕微鏡もないところでは治療の成功率も望めません。

外科処置のリスクはこちらを参照ください

118.妻の根管治療(再治療済箇所)に関する相談です。

【Question 118】

妻の根管治療(再治療済箇所)に関する相談です。
【背景】
妻は20代後半から30代前半に左上奥2番目奥歯の
根管治療を受けました。現在40代後半ですので10年
以上も前の事です。
2010年の春にアメリカで他の歯の治療を受けた際に
左上奥2番目奥歯は根菅治療が不十分(根の先まで治療されておらず充填が不十分且つ虫歯がある)と指摘されました。
今は痛みはないが将来の事を考えて歯を治療するとなると、再根管治療出来るか又は抜歯になると言われました。
2011年の夏に2月程帰国しまして以前治療を受けたA先生が歯内療法専門医且つ”アメリカはすぐ抜きたがる、再根管治療は出来る。横の黒い影(Periapical lesion)は治療後消る”と
言われたので8月に4回通院して治療しました。
夏の終わりに再度アメリカに来てかた違和感及び腫れがあるのでアメリカ在住の日本人医師に診察して頂いたのですが
下記コメント及び事実が解り、根管治療の現状の勉強をしていく上で及びいくつかの疑問点が浮かび上がってきましたので相談させて下さい。又来年の春帰国の際診察をお願い申し上げます。尚12月21日に左上奥2番目の歯の歯茎が化膿しており
抗生物質を飲んでいます。

10月17日付けアメリカの医師のコメント:
①根の充填は不十分、黒い影(Periapical lesion)は以前より広がっている。②充填した部分の下に新たな黒い影があり問題ありそうだ。
12月21日付けアメリカの医師の化膿に関するコメント:
①3本の柱の神経以外の枝部分で問題発生の可能性
②夏の治療時に歯を突き破った可能性
③歯に亀裂が出来ている可能性
【質問】
夏のA先生の治療でいくつか疑問があります。

1)治療時はレントゲン(詰め物を取った後)を1枚しか取っていない。*半年前のレントゲン画像は当方より渡している。
健康保険治療とは言えレントゲン1枚とは枚数が少ない

2)充填が十分か歯医者はどのように確認するのでしょうか

3)A医師は根管用マイクロスコープを所有していり、顕微鏡を使用していれば、万が一治療時に歯を突き破っていれば解る状況にあるのでしょうか。*今回の化膿の原因は歯を突き破っている可能性があるとの事です。他の歯の高さからの推定ですが

4)A医師は治療時にラバーダムを装着させていませんでした。
歯内療法専門医の常識から考えると問題でしょうか。

回答よろしくお願い致します。尚、A医師はあっさりと治療の非を既におおむね認めていますが、治療時にA医師は失敗を知っていたのか手抜きがあったかを知る上でも知っておきたいと思いました。

【Answer 118】

こんにちは、根管治療.com の新藤健太郎です。
早速ですが本題に入ります。

1.レントゲン撮影は正方と偏心の2枚撮影するのが理想です。
2.根管充填の到達度を測る方法はレントゲン以外にありません。
しかし、レントゲンで正しい長さに到達しているように見えても、歯における根尖孔
を封鎖しているかはわかりません。つまり、調べる方法はないということです。
http://konkanchiryou.com/gloss/?p=301

http://konkanchiryou.com/page/02senkou.htm

3.顕微鏡を用いればほとんどのパーホレーションは確認できます。
4.ラバーダムを使うのは常識なのですが、現在の保険診療ではラバーダムの費用がありません。

もし、日本のA医師がパーホレーション(歯に穴をあけてしまうこと)をしていれば、早期に塞ぐ必要があります。
現在はMTAセメントなど、非常にすぐれた製品もあります。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=NJYouoLzT4M

根管治療はリスクの大きい治療なので、痛みの無い歯の治療が悪化したのは残念ですね。

http://www.konkanchiryou.com/page/03risk.htm

再治療を行うならアメリカの専門医に任せたほうが良かったかもしれません。日本の保険診療は安いけど質も低いのです。

【御礼】

早速の返信ありがとうございます。
先生のおかげで自分の頭が整理出来ました。
年明けに担当したA医師に質問状を出します。
今回の件で、根管治療は保険外で実績かつ信頼の
おける医師に保険外でお願いすべきものと分かりました。
日本の保険制度の問題等深刻かつ大きなハードルがありますが
先生のような志のある若い先生がいて少しは心が救われます。
取り急ぎお礼のメールとさせて下さい。
妻も念願のアメリカ留学がかない事前に歯のトラブル予防が
とんだはめに成りかわいそうですが、出来る範囲で最善を
尽くします。